ミンダナオ日本人商工会議所2019年度定例総会に参加

 ミンダナオ日本人商工会議所の2019年度定例総会が2月23日にダバオ市内のホテルで開催され、フィリピン日本人商工会議所の藤井副会頭および事務局が参加した。
 冒頭、ミンダナオ日本人商工会議所の三宅会頭は挨拶で、「戒厳令発令によりミンダナオへの渡航を見合わせていた日系企業のミンダナオ訪問も巻き返してきた感があり、当所への問い合わせも増えてきている。戒厳令発令により、治安・安全面はむしろ高まっている。バンサモロ基本法の成立は、ミンダナオにおけるムスリム勢力との恒久平和の第一歩である」とミンダナオの近況について述べるとともに、「商工会議所としては、日系企業のダバオ視察ツアー等の活動を強化するとともに、アメリカ、ヨーロッパ、カナダといった在ダバオの外国人商工会議所連合とも連携を強化し、活動を展開していきたい」と2019年度の活動方針を述べた。
 引き続き、在フィリピン日本国大使館の伊従経済公使、藤井副会頭、セブ日本人商工会議所の高坂会頭が来賓として挨拶。
 総会では、ミンダナオ日本人商工会議所の2019年度役員紹介ののち、2018年度事業報告・収支決算、2019年度事業計画・収支予算の審議が行われ、承認された。
 なお、2019年は、ミンダナオにおける日本人コミュニティ構築から100周年を迎えるため、総領事館をはじめ、日本人コミュニティ組織と連携し、10月に記念イベントの開催を予定している。


三宅会頭(左から2人目)をはじめミンダナオ日本人商工会議所の役員ら


集合写真