2021年度会員総会を開催

 フィリピン日本人商工会議所は5月19日、2021年度会員総会を史上初となるオンラインで開催した。来賓や会員企業など、約180名が参加した。
 冒頭、越川大使、セブ日本人商工会議所の木下会頭、ミンダナオ日本人商工会議所の中尾会頭から、来賓挨拶を頂戴した。

 越川大使は、新型コロナウイルス感染拡大による厳しい入国規制やコニュニティ隔離措置等への対応に奔走した会員企業に対する労いの言葉を述べられたのち、「フィリピン在留邦人の安全、安心、健康、発展に貢献すべく、一層開かれた大使館を目指して会員企業と関係を深めていきたい」とのお言葉をいただいた。

 木下会頭からは、セブ地域におけるコロナ禍の影響や商工会議所活動についてご紹介いただいたのち、「会員企業を取り巻く環境の改善、会員相互の親善・利益・福祉の促進と日比経済関係の発展に寄与いていきたい」とのご挨拶があった。

 中尾会頭からは、ミンダナオ地域の治安を含めた現状や商工会議所活動についてご紹介いただいたのち、「フィリピン国内の商工会議所、政府関係機関と積極的に連携しながら、コロナ禍による挑戦をチャンスに捉え、一致団結して日比経済関係、フィリピンの発展への貢献を果たしていきたい」とのご挨拶があった。

 挨拶に立ったフィリピン日本人商工会議所の松永会頭は、「会員企業の事業環境の整備や問題解決を支援し、2021年を“コロナ克服の1年”と位置付け、ウィズ・コロナ、ポスト・コロナに適応した新しい商工会議所活動を実施していく」「在フィリピン日本国大使館、セブおよびミンダナオの日本人商工会議所、本邦政府機関と連携しながら、『Japan as One Team』で活発に活動を展開していく」との決意を述べた。

 総会では、2020年度事業報告(案)、2021年度事業計画(案)、2020年度決算(案)および2021年度予算(案)等が審議され、承認された。

 また、総会に引き続いて行われた記念講演では、越川大使より「日比両国の今後の展望とJICA国際協力における民間企業へ期待」をテーマにご講演いただいた。

2020年度事業報告・2021年度事業計画はこちらのページよりご覧いただけます

来賓挨拶をされる越川大使

来賓挨拶をされるセブ日本人商工会議所・木下会頭

来賓挨拶をされるミンダナオ日本人商工会議所・中尾会頭

挨拶をする松永会頭

講演をされる越川大使