台風22号（オデット）被災地に対する支援へのご報告
2022年2月23日
フィリピン日本人商工会議所 会員企業各位
フィリピン日本人商工会議所
会頭 松永 啓一
台風22号（オデット）被災地に対する支援へのご報告
昨年12月、フィリピン中南部に甚大な被害をもたらした大型台風22号（オデット）の被災者を支援するために募らせていただきました災害義援金に就きまして、NDRRMC（The National Disaster Risk Reduction and Management Council）、Philippine Red Cross(PRC)、セブ日本人商工会議所へ寄付を実施いたしました。NDRRMCとPRCでは2月21日に贈呈式を執り行いましたので以下のとおり併せてご報告いたします。
会員企業の皆様の多大なるご協力に厚く御礼申し上げます。
記
１．募集期間 ： 1月19日～1月31日
２．寄付金総額： 1,670,400ペソ（当所拠出分100,000ペソを含む）
３．寄付会員数： 62社
４．寄付先 ：
①NDRRMC
寄付金額 ：1,000,000ペソ
贈呈式参加者
先方：Assistant Secretary Hernando Caraig
Director Bernardo Rafaelito Alejandro IV (operations Service)
Director Posadas (administrative and Financial service)
当所：小職、藤井副会頭、Enrico Advincula (Accountant)
②Philippine Red Cross
寄付金額 ：570,400ペソ
贈呈参加者
先方：Chairman and CEO Richard J. Gordon上院議員, 他5名
当所：小職、藤井副会頭、Enrico Advincula (Accountant)
③セブ日本人商工会議所 ※贈呈式はなし
寄付金額：100,000ペソ
５．贈呈式の様子
①NDRRMC
小職からは、被災者へのお見舞いとJCCIPIは会員企業約660社と共にNDRRMCが推進する台風被害者の支援に貢献したいと伝えた上で、「この黄金時代の日比関係において、私たちの強固な関係は、特に困難な時期に政府・民間双方による取り組みを通じてお互いを助け合う姿に現れている」と述べ、義援金小切手と共に書信をお渡ししました。
NDRRMCのエルナンド次官補からは、「既に幾つかの日本企業から義援金や物資の寄付を頂いて居り、今般のJCCIPIからの寄付も含めて友人である日本からの温かい御支援は誠に有り難い限りにて、心から感謝を申し上げ度い」と御礼の言葉をいただきました。
②Philippine Red Cross
小職は、会長兼最高経営責任者のリチャード・ゴードン上院議員に対し、被災者へのお見舞いをお伝えし、「フィリピン赤十字社のコロナ感染対策に続く台風被災地支援への活動を高く評価しており、台風被災地支援活動の一助とすべく日系企業を代表してJCCIPIからの義援金を有効活用頂ければ幸い」と述べ、義援金小切手と書信をお渡ししました。
ゴードン上院議員からは、「Red Crossでは、これまで多くの災害対策に従事して来たが、今回の台風オデットの被害は前回甚大な被害をもたらしたヨランダよりも被害は大きく、フィリピンにとって親しい友人である日本 (JCCIPI) からの寄付はとても有り難い」と感謝の意が示され、「フィリピン赤十字は決して予算が潤沢にある訳では無いが外国への被災支援も継続してきて居り、多額では無いが2011年の東北震災での津波被害に対しても義援金を送って居り、こうした両国間の互助の関係は極めて重要である」と強調されておりました。
６．日本企業の寄付について
当所だけでなく、多くの日本企業が総額1,300万ペソを超える支援をオデット被災地に対して実施しております。また、合わせてご依頼をさせていただいた物資の支援に就きましても非常に多くの企業が寄付をされております。
（ご参考：在フィリピン日本国大使館HP https://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00746.html ）
会員企業の皆様のご支援に改めて御礼を申し上げますとともに、当所は、会員企業の皆様と共に、コロナ禍・台風からの復興というという二重苦に遭われている被災者の皆様が、１日も早く経済活動を完全に再開出来、日常を取り戻せるよう今後もお手伝いを継続したいと考えています。
７．ご参考
①NDRRMCからの寄付証明書
②NDRRMCからの感謝状
③セブ日本人商工会議所からの御礼状
④PDF版報告書
