2022年度会員総会を開催(5月18日)

フィリピン日本人商工会議所は5月18日、2022年度会員総会を史上初となるハイブリット形式で開催した。
来賓や会員企業など、約290名が参加した(会場参加約220名、オンライン参加約70名)。

冒頭、越川大使、セブ日本人商工会議所の平原会頭、ミンダナオ日本人商工会議所の中尾会頭から、来賓挨拶を頂戴した。

越川大使からは、PCR検査事業、在留邦人向けワクチン接種事業に対する当所活動への感謝のお言葉をいただき、「6月末に発足する新政権との良好な関係を早期に構築し、様々な協力関係をさらに前進させるとともに、日系企業の皆様が活躍しやすい環境の整備に努めてまいりたい」とのお言葉をいただいた。

平原会頭からは、昨年度実施した台風オデット被災地支援への感謝のお言葉をいただいたのち、「直接輸出および間接輸出企業に関する恒久的なVAT・輸入関税の免除に向けた活動、およびマクタン工業団地・MEPZ 2経済特区での土地賃貸料値上および既存建物寄贈のうえでの再賃貸契約問題を重点課題として、継続および根気強く取り組みたい」とのご発言があった。

中尾会頭からは、ミンダナオ地域の現状や商工会議所活動についてご紹介いただいたのち、「日本国大使館、ダバオ総領事館、国内の商工会議所等との連携を密に計り、日比経済関係・フィリピンの発展へ更なる貢献を果たすべく邁進してまいりたい」とのご挨拶があった。

挨拶に立ったフィリピン日本人商工会議所の嶋田会頭は、「会員企業の事業環境の整備や問題解決を支援し、コロナ下で停滞した活動の多くを復活・拡大するとともに新しい活動も積極的に取り入れながら、商工会議所の会員企業の皆様により一層お役に立てるよう努力して参りたい」「在フィリピン日本国大使館、セブおよびミンダナオの日本人商工会議所、本邦政府機関と連携しながら、『開かれた商工会議所』を目指して活発に活動を展開していく」との決意を述べた。

総会では、2021年度事業報告(案)、2022年度事業計画(案)、2021年度決算(案)および2022年度予算(案)等が審議され、承認された。

また、総会に引き続いて行われた記念講演では、JETRO・海外調査部の若松部長より「フィリピンを中心とした日系企業のビジネスについて」をテーマにご講演いただいた。
*ご講演資料はこちら

2021年度事業報告・2022年度事業計画はこちらのページよりご覧いただけます


来賓挨拶をされる越川大使
 

来賓挨拶をされるセブ日本人商工会議所・平原会頭
 

来賓挨拶をされるミンダナオ日本人商工会議所・中尾会頭
 

越川大使と2022年度四役(壇上左から、嶋田会頭、下田総務理事、藤井副会頭、越川大使、松永副会頭、橋田財務理事)
 

会員総会会場の様子
 

講演をされるジェトロ 若松海外調査部長
 

講演終了後に若松部長にプラークを贈呈する嶋田会頭
 

会員懇親パーティの様子